2017.05.10 Wednesday KTM互換パーツ情報 リアブレーキ関係
【図はクリックで拡大します】
三月のことですが、キャリパーシール、ピストン、マスターシリンダをまとめて交換しました。昨年のSUGO 2DAYSの初日の最後にマスターシリンダーがトラブルをおこし、リアブレーキが利かなくなったのです。2012年の秋のデリバリーから交換していなかったので、四年以上使った事になります。
KTMのモトクロッサーやエンデューロマシンで現在使われているブレンボのブレーキマスターシリンダは、非分解式です。 このため、インナーの交換ではなく、まるごと交換になります。実は古いブレーキマスターシリンダーのインナーパーツをモンドさんからお借りして見比べたのですが、いまのリアブレーキマスターシリンダには06までのピストンは流用できませんでした。 残念ながらキャリパーシール、ピストン、マスターシリンダについては流用パーツ情報はありませんので、純正品をオーダーしてください。マスターシリンダーは少々高いですが、ノーメンテナンスで四年使用できたので、非分解式にしたことで耐久性が高くなっているのだろうと推測できます。
マスターシリンダ交換に必要な9番のカッパーガスケット、つまりブレーキバンジョー用の銅ワッシャは、汎用品が使用できます。内径が10mm、厚みが1mmであれば、外径は14mmでなくとも構いません、16mmタイプなども使用できます。 純正だと20枚セット(2660円)になってしまいますが、例えばモノタロウなら一枚単位で購入できます。二枚必要ですが、100円で買えますね。また、ナップスなどのバイク用品店や、工具のストレートなどでも購入できます。
また、さらに消耗の激しいリアブレーキ周りのパーツとして、17番のスイベルヘッドと21番のベアリングが挙げられます。これらは、泥や砂で摩耗してガタが出やすいので、1〜2年に一度は交換すると良いと思います。これらはいずれも汎用部品のため、モノタロウやAmazonで純正より安価に購入可能です。
リアブレーキペダルのベアリングは、純正品が852円で、これが二個必要なので1704円になりますが、汎用品なら二個で400円足らず。
17番のスイベルヘッドは、「ロッドエンド(おねじ)」という名称で販売されています。 M6サイズの無給油タイプ(自己潤滑タイプ)を使用します。 ここは常にむき出しになっているので、特にオフロードバイクでは短期間で消耗する部品です。 ここのパーツは、純正品が3163円に対して、モノタロウであれば550円程度で購入できます。
実は僕はさらに安い、「二個で280円」のものを使っています。(笑) 2pcs 6mm SA6T/K リニアベアリング 球面軸受 ロッドエンド球面滑りベアリング 軸受
ただし、市販品は、いずれの製品も雄ねじ部分の長さがKTMより長いので、純正と同じ長さにカットして使います。 外したKTM純正パーツと並べ、同じ長さになるようにM6ナットを装着しておいて、グラインダでカットすると簡単ですが、金のこでもカットできます。長いまま使う事もできますが、ブレーキペダルの位置が高めになりますので、低くセットしたい場合にはカットは必須です。
カットするとこうなります。これで純正品とまったく同様に使う事が出来ます。
JUGEMテーマ:車/バイク ![]() |